スマホも圏外で暇なんでね、XPERIAのフリック入力練習を兼ねて長文作成をやってみた。
スーパーカブ90について
エンジンをかけると排気量にしては十分すぎる容量を持つマフラーから静かなアイドリングの音がしてくる。
その状態で軽くアクセルを回すと懐かしいキャブレターの吸気音と共にエンジンは素早いレスポンスで答えてくれる。
しばし暖気運転をさせて、その間にの車体を見回してみる。
フロントタイヤは17インチの
鉄リム+スポークにダンロップ製のD107タイヤを履いている。
それを支えるフロントサスペンションは今となっては珍しいボトムリンク式のサスペンション。 真正面から取り付け部をチェックしてもリンクに歪みは無い。
鉄製の特徴的な形状をした左右のフロントホークの延長上に、この車両がスーパーカブであることを印象つける丸いヘッドライト。
小さいけど視界性に優れた、いかにも計器という感じのスピードメーター。
目盛りは90キロまでふってあり、
オドメーターは12670kmになっている。
そしてスーパーカブをスーパーカブ足らしめているレッグシールドと、燃料タンクを兼用しているシート部を結ぶS字ライン。
その下にはほぼ空冷、水平単気筒SOHC2バルブ、85ccエンジンが収まっている。
ギアチェンジペダルをおもむろに踏み込むと、ガチャンという音が確実にシフトチェンジされた事を知らせてくれる。ここら辺りの音から伝わる安心感というのは、古い設計車両に特有のものだ。
ローギアからスタートした場合、ひところがしでセカンドに入れたくなるし、実際そういう使い方を想定されているとのこと。 ローギアは重い荷物を積載した場合のみ使用すればいい。
JA07では普通にローから発進したくなるので比べてみると面白い。
セカンドギアで加速を行い、エンジンの音と振動を感じ取りながら走っていくと、このエンジンが高回転を好んでいることがわかると思う。 ステップなどに伝わる微細な振動も共に回転をあげて行き、サードギアにシフトすることで、メーター読み時速にして50~70の範囲で巡航が可能てある。ストップする際にはセカンドギアにだけ落としておけばよく、とてもイージーな運転を可能とするフレキシブルに富んだエンジン(とそのギア比設定)てある。
現時点ではまだ整備が終わってない部分があり、制動力に難があったことと、チェーンとスプロケの交換など近々整備を行う予定なので、それらが終わってからどうなるかとて楽しみである。
乗車時の感覚としてはJA07よりも一回り小さくその軽さも相まってとても小気味良く軽快に走り回れる。
基本設計が変わると車体サイズも大きくなるのはクルマと一緒か。
海岸近くを走行中、突風気味の横風を受けた時、瞬間フロントタイヤが横っ飛びした時は驚いた。
とても乗り心地のよいボトムリンクサスペンションもコーナー中の横荷重には弱い感じだが、そんな場所でしゃかりきに走ることは無いが、フレームやスイングアーム類のボディ剛性は古さを隠せない。
自分はJA07に一年乗った後でHA02を増車して乗っているから特にそう感じるのかも知れないが、これは名は同じスーパーカブだが、その実まるで違うものだ。
そして、どちらも今となっては絶版車両であって1998年と2013年登録。そこには15年以上の隔たりがあるが、その差でさえハンディキャップと思わせるくらいにカブ90はタフなバイクのような気がしている。
☆
自分は50ccのスーパーカブには乗った事がなく、36ccの排気量差がどの位の違いになっているのかはわかりませんが、とても興味があります。
それと、リトルカブの14インチにもね!
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