コンセプトは高齢者になることを意識した「平屋」で「引き戸」
とかく部屋数が多いほうが便利だと思いがちだけど、我が家の場合は無駄でした。 3人住まいで2階建て、2階に広い部屋を作っても、終始リビングに集まり、リビングで過ごすことになる。 総じて快適なヘーベルハウスといえど、夏はやはり暑く、冬は一階の部屋に比べて寒い。 2階にも床暖房を入れれば違ったのでしょうけど。 それに洗濯物を二階のベランダまで持っていくというのも歳を取るごとに面倒になります。
ということで、「平屋」で部屋数を減らし、かつ各部屋のドアは「引き戸」にすることになった。
引き戸のメリット
- ドア自体が邪魔にならない
- 開放感、各部屋の一体感
- いきなり閉まらない
ドアが邪魔にならないって言うのが一番うれしいところです。開き戸と違ってドア自体が部屋の一部を専有することもなく、ドアの稼働範囲を考慮する必要もない。
これにより、各部屋の一体感がうまれ、開けておけば続きの部屋のように使うことができる。
また、風などでいきなり「バタン!」と閉まることもないし、最近の引き戸はクルマのスライドドアの如く、ある程度まで占めると自動的に最後までしまってくれるスグレモノ。
引き戸のデメリット
- 構造上どうしても隙間が生じるので、密閉感が薄い
- 戸袋に相当する部分にコンセントを配置できない
このくらいです。 隙間については古い家だと寒いと思うが、住宅自体の性能が向上した現代においては問題にならない。 例えば我が家の場合リビングで暖房をつけていれば、別の部屋にも暖気が流れそれなりに暖かくなる。 ドアの上部から灯りが漏れるということもあるけど、逆に電灯のつけ忘れを防止できる。 あ、ただトイレの引き戸についてはそれらが強調されてしまうので、はっきりと良かったとは言えないかも(汗)
コンセントの問題は、事前にわかっているので問題というほどじゃないけど、「ここにコンセントがあれば更に便利だよなぁ」という場所がいくつかあるのも事実です。
風呂のドアを引き戸にしなかった訳
ユニットバスのドアは開き戸のままにしました。あのプラスチッキーなドアが浴室内に開くことは気に入らないんですが、風呂場というのは24時間換気が基本なので、浴室ドアの隙間に結構ホコリが溜まります。3枚構成の引き戸だったので、意外と掃除する箇所が多くて面倒だったことがその理由。
平屋ならマンションでもいいのでは?という方もいますが、マンションはねぇ、管理費、修繕積立費、管理組合、駐車場、駐輪場、騒音、異臭、噂 でもう嫌。
総 評
1ヶ月暮らしてみての総合的な満足度は90%くらいかな。
外構の植林も嫁さんが「趣味」としてに頑張っているし、通勤時間もそれほど苦になるものじゃないのがわかったし。 果物類が美味しい、水道水も美味しい、空気がきれい。
駅まで徒歩で7分、近所にはスーパーマーケット、農協のアグリハウス、病院、市役所、郵便局、図書館すべて徒歩圏内。 駅に出れば昔からの飲食店や外食チェーン店も適度な数で揃っている。 急行も止まる(と言っても本厚木からこっち全部各駅停車ですけど)、ロマンスカーも一応は止まる。 プチツーリング気分で大山周遊、それこそ愛川町の実家に行く途中で宮ヶ瀬ダム、平塚・茅ヶ崎等など。
願わくば、コンビニがもう少し近くにできると嬉しいよなぁ〜というくらい。