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2011/09/11

去っていった人へ

今、映画で「男はつらいよ」の初期の頃の作品を見ているんですがね、この時代の映画の中に登場してくる人々の生活感がなんかとっても懐かしい気持ちになる。東京の下町というシチュエーションではなく、人々の話し方、仕草、そういうところがとっても。
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さて、先週位に高校時代からの友人から、仲間の一人の行方がわからなくなったと連絡が入った。 高校在学中から集まり始めて、実質20代の後半位まで一緒にいた中の一人です。

さしたる目的があるわけもないのに夜な夜な集まり、クルマで走りまわったり、ゲームセンターに行ったり、夏休みは軽井沢とかに泊まりに行ったりとかしていた人なんだけど。

当時の自分は社会人なりたての身。 給料なんか本当に安くて、クルマ買ってそのローンを払うのにきゅうきゅうとしていた時なのに、仲間の先輩達は建築関係の人たちが多くてその格差感は物凄いものだったなぁ。だから遊んでもらっていたと言ったほうがいいのかもしれない、実際に先輩だったし。

いつの頃からか結婚する人も出てきたり、引越しをしてしまった人も居たりと、だんだんと顔を合わせる回数が減っていき、今では年に1回会えればいいくらいになっていたんだけどね。

まぁ、自分も今じゃ福岡在住だし、この先神奈川に戻れるっていう保証も無いしな。 だけど、連絡だけでも取れる手段が確保されていれば、別に顔を合わせる必要は無いと思っていたけど、それすらもできなくなったというのは寂しいこと。

こんなご時世だし、いろいろあったんだろうとは思うけど、生きていてくれればそれでいいよ。

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あの時そこには僕等がいたね 誰も知らない僕等がいたね
何も見えない明日に向かって はしる僕等がいたね
新し時の流れの中で いつかまた逢える時がくるね
その時 またここから走りだせばいいから

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慰め合った人も 別れを惜しんだ人も
今となってはみんな散り散り













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