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2014/02/20

20世紀のカブとパソコン

手元に、「ThinkPad600X. 2645-5FJ」というNotePCがあります。 
その昔IBMが、「ThinkPad」というブランド名で展開していたパソコンです。
#今は中国資本のレノボがこの由緒あるブランドを引き継いでいます。


この600Xは2000年1月頃に発売されたマシンで、すでに発売から14年が経過した骨董品なんですね。 (うちのCub90DXと同じ位の古さなんだね)

当時は第一線(パソコンはみんなそうですが)だったスペックも今見ると、とても現役に使えるものじゃない、と思うでしょう。
なにせUSBポートなんて1つで、しかも1.0規格ときている。 
CPUだってMobile PentiumⅢの650MHzで、数字だけ見ると絶望的ですからね。 

無線LANはおろか、有線LANポートさえデフォルトではありません。
PCMCIAスロットにLANカードを装着させて、有線LANで使用するか、USBカードを増設させるカードを装着させて、USBポートから無線LANアダプタを使用するなど、
ちょっと工夫が必要です。

OS的にはWindowsXPは動作しますが、とてもとても使う気にはなれません。ですから、OSには「Vine Linux 6.2」を入れています。この低スペックマシンでも現役で使用出来るくらいに、軽いです。

なんでこんな古いの使い続けたいと思っているのかというとね、この頃のIBM/ThinkPadのキーボードは第一級品で、その中でも特にこのTP600は逸品なんです。 
だから、長い文章作成の仕事をするときには絶対にこれを使いたいのですよ。

Vine Linux にした場合のシステムモニターの値
メモリは搭載可能最大値(576MB)

CPUは常に忙し感じ^^;


厚くて丈夫な筐体、使われているネジの多さなど、最近のペラペラ筐体に乗っているキーボードとは思想が違っています。 

そしてもちろんですが  ¨Made in Japan¨ (神奈川県の大和市で設計され、藤沢市の工場で製造されたものですよ)

昭和カブのそれと同じ感じです。 大事に使えば10万キロ走れるでしょうか(^^)

皆さんも、もし見かけたらぜひ使ってみてください。 
まさによく出来た万年筆という感じで、「筆記用具」という言葉がぴったりの使用感です。

といっても、もう現物を見つける事すら大変なのかも。

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