このマシンは、本体正面のSwitchでCPUのクロックを8MHx/10MHzと2段階に変更できました。搭載OSなんて概念ではなく、FDからローディングさせるOSはMS-DOS Ver2.11 or 3.0 とか。 上段A:にOSディスクとFEP(M-ASM等のコンパイル環境、ATOK、辞書、MIFES等)を入れたFDをセットし、下段B:に作成したプログラムを保存。 電源スイッチを入れると、ピポッ♪と音が鳴ってガチャガチャとFDDのロードが始まり、CRTには A:> と。
このPC-9801、今あらためてその写真をみると、使われている部品やネジの質がとってもいいですね。贅沢な作りをしてます。 CPU 80286(8MHz) / V30(10MHz0 あ、クロックだけじゃなくCPUそのものをDualで搭載していたのか~。 メモリ 標準640kb、最大8.6M メモリの拡張なんか高くて無理だし、そもそも必要なかったよな。
VX2の価格 433000円 ちなみにハードディスク20MBを搭載したVX4は693,000円ですよ! 20Mですよ、ギガではなくメガサイズ。 20M-HDDが単体で26万です。
これで事足りていた幸せな時代です。 ちなみにCRTは別売り、当然プリンタも別売りなので、セット価格は50万を軽く超えました。 今じゃ何が買えますかね…MacProの最上位フルセットでもこの値段からみたら安いでしょうね。
余談ですが、当時このPC98を買いに行く前に、町田POPビルにあった某電気店で、Macintosh Classic を見つけ、いいなぁとおもったんですけど、店員さんに相手にしてもらえませんでした。 確か価格が150万位と言われた記憶があるのだが、それがClassicだったのか、全く覚えていない。 でも買わないで良かった、X86系とはまったくアーキテクチャが異なっていることすら知らなかったんだから。
で、結局50万以上投資して何の為に購入したのかというと、プログラム作成とDebug技術の勉強の為でした。当時の主流言語はX86用のマクロアセンブラ。仕事から帰ってからも、地味に勉強してましたよ。 その他はパソコン通信ってやつですが、電話代が気になってそんなにはまらなかった。
仕事も持ち帰って家でやったな。 LOTUS-123の移植、Multiplanの移植、MS-DOS自体の他機種への移植などなど。
このVX2でプログラムのイロハを憶えたんです、目的を果たし、時代はDOS/Vになり、自分の主力マシンもDELL 466/Lに変わり、このPC98は友人に売却しました。
次回いつか:DELL 466/L その凄さに驚愕 の巻
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