最近のホンダはロングストロークエンジンに凝っている(ような気がする)。N-BOX(JF3/4)へのモデルチェンジの際に、先代(JF1/2)で搭載されていたSA07型エンジンをあっさり捨てて、超ロングストロークなSA07B型にチェンジしている。SA07Aエンジンはボアストロークがほぼスクエアで、今日現在でそれを搭載しているのはミッドスポーツのS660のみになった(筈)
ちなみにSA07Bエンジンがどれほどロングストロークなのかというと、ストローク/ボアで比率を計算すると1.293ですよ。先代SA07Aは1.066ですから。ロングストローク化(ボア縮小)によって問題となるバルブ面積の低下は、リフトの量を最適化することで避けられる…だからNAエンジンにはVTECか。
さて、今回発表されたスーパーカブの新エンジンですが、47mm*63.1mm なので、なんと1.342にもなりますぞ! ボア直径47mmつてかなり小さいね、現行エンジンが50mmなので3mmも狭くなっております、ちなみにスーパーカブ50のエンジンは、ボアが37.5mmですわ。
ロングストローク化により、走行フィーリングはどうなるのか興味ありますが、確実にトルクはアップしてくるでしょうけど、回転フィールがダル~としたフィーリングになっていないことを期待したいな。 個人的にはJA07のようなフィーリングが好きですから。
- C125:52.4mm*57.9mm(S/B比:1.104)
- C110:50mm*55.6mm(S/B比:1.112)
- 新C110:47mm*63.1mm (S/B比:1.342) 日本未発表
- C90DX:47mm*49.5mm (S/B比:1.053)
- C70:47mm*41.4mm(S/B比:0.880)
これってさ、C70,C90,新110とボア径が一緒じゃん
もっとも、エンジンフィールなんて補機類を装着したトータルなものなので、数値だけでは計れないものですけどね。 だけど燃費の改善はマジで凄いことになりそうな気がします。 ここまでロングストロークにしてくれたら、ボアをちょっと広げたら125ccオーバーも簡単にできそうなのでは…なんてね。 ブロックにそれなりの余裕があることを期待しちゃうな。
で、これメーター周りも魅力が増しているのですが、熊本生産に反映されるのでしょうか、楽しみです。
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